スギといえばスギ花粉…というように、
やっかいなイメージがついてしまった植物のスギ。
杉は本来、その清々しい葉の香りから、
神様の木として大切にされてきました。
種から育てて小さいサイズを維持すれば、
花粉の心配もありません。
小さなタネから育つスギの不思議を感じてみましょう。
種はどこにある?
花粉のせいか、スギを町中の公園で見かけることは少なくなりましたね。
しかし郊外の公園や、神社などに出かければ、
今も植えられています。
探してみてください。
10月頃、スギは球果(きゅうか)を実らせます。
まだ青い実を頂いて帰りましょう。
(神社の杉は、神さまに敬意をもって頂かないとバチが当たるよ)
茶色くなったものはすでに種を放出してしまっています。
種のつまった緑色のものを探しましょう。
種蒔き
採取した球果は、新聞紙の上などで乾かします。3~4週間ほどで茶色く熟し、種を落とします。
種はなるべく早めに蒔きましょう。
まず1晩水に浸けておきます。
用土は赤玉土小粒使用し、プランターなどに蒔きます。
土の表面が乾いたら水をやりながら管理します。
発芽
春、暖かくなると芽を出します。スギの子葉は、可愛い三つ葉で出るんですよ。
育て方
スギは水を好みますので、水切れに注意して育てます。小さな苗は半日陰で、湿度を保ちながら管理します。
夏の終わりには小指ほどに生長します。
スギは寒さに弱い植物です。
冬、冷え込むと葉が変色するため、
夜は室内で管理するなど、保護します。
スギは生長がはやいので、肥料は与えず、育てます。
右から、1年目、2年目、3年目のスギです。
ミニ盆栽にするには
成長の早いスギは、大き目の植木鉢でおくと
どんどん大きく育ってしまいます。
成長を抑制するために、
あえてミニ鉢に植えることも有効です。
こちらの記事を参考に↓
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