冬、赤い実をつける南天。
よく民家の庭先に見かけますが、
種から簡単に育てることができます。
ミニ盆栽では実をつけるのは難しいですが、
春の芽吹きから冬の紅葉まで、
美しい葉は、一年を通して楽しめます。
お正月の縁起物なので、お正月飾りとして一鉢あっても便利ですよ。
公園で種を拾おう
冬、南天の実は、野鳥たちの貴重な食糧となります。
鳥たちがついばみ損ねた実が、
南天の木の下にたくさん落ちます。
地面に落ちているものを、もらって帰りましょう。
南天は、赤い実の美しさを鑑賞するものです。
木になっているものを採取するのはやめましょう。
採取する場合は、所有者の許可をもらいましょう。
種蒔き方法
①果肉をむく南天の赤い果肉には、発芽を抑制する物質が含まれます。
木になっている状態で、発芽してしまわないように、
そのような物質が入っているそうです。
赤い実を鳥が食べて、果肉を消化し、
種だけがフンとともに落ちて発芽する…
自然はうまくできていますね。
拾ってきた実は手で果肉を剥いてしまいます。
(爪は…もちろん汚れます)
②ザルなどにいれて、よく水洗いする。
種の周りに残っている、発芽抑制物質をよく洗い流します。
③土に蒔く
プランターなどに赤玉土小粒を8分目ほど入れます。
種を蒔いたら薄く土をかぶせ、たっぷり水やりしまします。
④屋外の寒さにあてて管理
一般的に、タネは冬の寒さに当てた後、
気温が上昇することによって発芽すると言われています。
土の表面が乾いたら水やりしつつ、屋外で管理しましょう。
発芽
気温が上がるころ、可愛らしい芽を出します。子葉の先に、種のカラをつけているものもあります。
やがて子葉の間から、本葉が出てきます。
ちっちゃいですが、すでに南天の葉っぱの形です。
日当たりの良い場所に置いて育てましょう。
芽がでないときは
ところが夏になっても、なかなか芽がでないこともあります。でも大丈夫。
秋になって忘れたころに、ぽつぽつ芽を出します。
盆栽ママが考えるに、発芽抑制物質が種の周りに残っていて、
発芽が遅れると予想しているのですが…
今年は種を石鹸水で洗い(ヤシの実食器洗剤とかやさしい系で)、
種まきしようと思います。
発芽の時期がどうなるか、また来年報告しますね!
秋口に発芽したものは、まだ生長が十分でないため、
冬の寒さから守る必要があります。
冬の間は、日当たりの良い場所で管理しましょう。
盆栽にするには
盆栽にするのは幹がしっかりする2年目以降です。
発芽したばかりの苗はまだ頼りない赤ちゃんです。
まずは小さなたたずまいを楽しみましょう。
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