ボンサイ・マムのはじめてでも簡単!おしゃれミニ盆栽の作りかた

種から育つ植物の魅力に取り付かれ、オリジナル盆栽を作っています。ブログでは、初心者の方でもトライしやすい盆栽のコツを紹介。無農薬、有機栽培の経験から、環境・時事問題についても語ります。

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コメント欄にお問合せがありましたので、

今日は肥料について解説しますね。

ボンサイ・マムの盆栽では、ほとんど使わない「肥料」。

でも中には肥料が必要な植物もあります。

肥料がいる理由といらない理由、

肥料をやるときのコツを解説します。


肥料がいらない植物

まずはじめに盆栽ママは、盆栽の世界で、いわゆる

「葉もの」と呼ばれるものには肥料を与えません。


「葉もの」:モミジ、イチョウ、ケヤキ、南天のミニ盆栽


肥料を好むと言われる松にも、なんと肥料を与えていないのです!

そして赤玉土という、養分を含まない土で育てているため、

栄養は日光と水だけです。

落ち葉が積もり、微生物が分解したなら、

微量な養分が加わるのかもしれませんが…

肥料を与えない理由は、

ズバリ小さな葉っぱが可愛く付くから。
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肥料が与えられないため、幹も太りません。

つまり限りなく

自然に近い環境

で育てているのです。

だって、そっちの方が可愛くないですか?

盆栽ママは、

林の中で自然に発芽した植物

をお手本に作っているので、

この方法に行き着きました。

正直、過酷なこともあるのか、

なかには枯れてしまう木もあります

でもタネを蒔いて

いっぱい苗を育ててあるから大丈夫。

モミジやケヤキのお母さんも、

枯れるものもあることを見越して、

たくさんのタネを放っているのです。


肥料がいる植物

一方で、肥料が必要な植物は、いわゆる

「花もの」「実もの」

と言われる、

花を咲かせたり、実を付けさせて鑑賞する植物

です。
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「花もの」:ネムノキ、ドウダンツツジ、ユキヤナギ、沈丁花、ネジバナ

「実もの」:ヤブコウジ、ピラカンサなど

たくさん花を付けたり、実を付けさせるには、

それなりにパワーが必要です。

しっかり栄養を与えて、たくさん花や実を付けさせましょう

しかし中には萩(ハギ)の花など、

肥料が要らない花ものもあります。
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地植えの南天も、肥料なしでも

日当たりがよければ実が付きます。

もともと生命力が強い樹種は、

肥料なしでも花や実をつけるのです。


肥料のやり方


①肥料を与える時期

盆栽ママが肥料をやるシーズンは、雪が解けた

早春から、夏の終わりまで

雪が降らない地域にお住まいの場合は、

冬の間も与えて置いて、

春の芽吹きに備えてもいいでしょう。

また、夏場、過酷な暑さとなる地域や、

コンクリートのベランダなどで、

暑さが厳しい環境では、

真夏の肥料は控えましょう。

②やり方

まず、肥料をやる前に苔をはがします

苔は水に含まれる微量なミネラルを栄養としているため、

肥料に含まれる過度な栄養分は

苔を枯らしてしまうからです。

使用する肥料は、

成分がゆっくり浸透する有機質が主成分の醗酵油粕。


鉢のサイズに合わせて、

固形肥料を置きます。
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手のひらに乗るサイズのミニ盆栽だったら、

月1で粒1個くらいの目安です。

(パッケージの目安を参考にしてください)
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水やりのシャワーとともに、

ゆるやかに養分が溶けて土に浸透します。
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(はがした苔はほかの植木鉢で仮に育てます)

1か月後、残ったカスは捨て、

新しい肥料と取り替えましょう。

肥料の養分に惹かれて、

ナメクジなどの害虫が

やってくることがあります。

みつけたら、割りばしでつまんで、

即、退治してくださいね。

有機肥料のすすめ

盆栽ママは、有機肥料にこだわって盆栽を育てています。

とは言っても、普通に

ホームセンターで売っているもの

を使用していますが。

理由は、化学肥料は、

なんか気持ち悪いから。

以前こんなことがありました。

育てていた観葉植物に、

化学肥料の液肥を与えたら、

葉が異常に肥大して、びっくりしたのです。

なんだか、やっちゃいけない

パンドラの箱を開けてしまったような、

そっちに進んだら、

人類ダメになるんじゃないの?

という、本能的な嫌悪感をいだいたのです。

ま、だからと言って

食事はオーガニックにこだわるわけでもないし、

衣類も、オーガニックコットンでなく

ユニクロとか着てますけど。

でもせめて盆栽を育てるときくらいは、

やさしい気持ちになって、

「早く幹を太らせたい」とか

「すぐに花を咲かせたい」

とかいう個人的都合よりも、

地球と子どもたちの未来に

思いを馳せることができたら、

と思うのです。(※)

※化学肥料の使用により、土中の生態系が破壊されたり、流出した成分により水質汚染が起きていることは、現在定説となっています。



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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. おべんと男子
    • 2022年09月18日 13:02
    • 肥料についての記事、ありがとうございます。
      今、みかんの種から芽を出したものを小さい鉢に植えています。
      花を咲かせたり、実をならせたりまでは考えていませんが、成長が止まった感じなので肥料をやった方がいいのかなと思い、肥料のやり方を質問いたしました。
      記事を参考にちょっと考えてみます。(^-^)
    • 0
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      • 2.  ボンサイ・マム 盆栽ママ
      • 2022年09月18日 15:32
      • >>1
        みかんの種ですか!?素敵ですね!盆栽ママはまだ未開拓の樹です。どんな盆栽になったか、また教えてください☺
      • 0
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