苔玉に興味はあるけれど、
枯らしてしまいそうでコワイ!
という方は多いのではないでしょうか。
そんな方におススメなのが、
芯材に水苔を使った苔玉。
お手入れが簡単で、初心者さんでもすぐに育て方をマスターできます。
ここではまず、苔玉の基本をお伝えしますね。
苔玉は何で出来ている?
一般的に苔玉は、ケト土という粘土質の土で作られています。
ケト土は、もともと水辺の植物が
微生物に分解されて泥状になったもの。
水を含むと粘土のように自由に成型できるため、
苔玉などに利用されてきました。
このケト土に、赤玉土やピートモスなどを加え、
粘りが出るまでよく練り
植物を植えこんだものが苔玉の芯となります。
最後に、シート状の苔で包み、
糸でくるくると巻いて出来上がります。
初心者さんが苔玉を枯らす理由
初心者さんが苔玉を枯らしてしまうのは、ずばり、ケト土の扱いが難しいから!
というのも、ケト土は水を含むと粘土状になり、
保湿性が高い性質がありますが、
いったん乾ききってしまうと、
ヒビが入ってしまって修復が難しい…。
いつもベストな湿り具合を
キープできればいいのですが…
つい水やりを忘れてしまって、
うっかり!と気づいたときは時すでに遅し。
苔玉にヒビが入ってしまい、
水に浸けても修復できず、そのままあきらめてしまう、
という方が多いようです。
水苔とは
一方、水苔を使った苔玉は、
初心者さんでも扱いがとってもラク。
(もちろん、水やりを忘れてしまったら、枯れるのは一緒ですよ)
苔玉におススメの園芸用水苔は、
主に北米原産の水苔を乾燥させた天然素材です。
保水性と通気性があって、軽いのが特長です。
うっかり水やりを忘れてしまっても、
水に浸ければすぐに吸水します。
このように素材そのものが扱いやすいため、
植えてある植物や苔さえ枯らさなければOK。
初心者さんでも、永く苔玉を育てることができます。
水やりのコツ
まず、水をたっぷり吸わせた状態で苔玉を手に持ってみましょう。
この時の重さをおぼえておきます。
その後、毎朝、苔玉を手に取ってみて
重さを確かめます。
やがて、持ち上げると、ふと苔玉が軽くなっている日がきます。
ここが水やりのタイミング。
バケツにたっぷり水を入れ、どぶんと苔玉を浸けます。
すると苔玉からブクブクと空気の泡が出てきます。
しばらくして空気の泡が止まったら、
たっぷり水を吸ったサイン。
バケツから上げて、水を切りましょう。
ポイントは、重さを見て、苔玉の水分を必ず確認すること。
注意点は、水やりを面倒に思って、
苔玉を水に浸けっぱなしにしないこと。
水苔が常に水分を含むことで、
植物の根が腐ってしまいます。
乾燥が強い日が続くときは、
プランターなどに湿らせた土を入れ、
その上に苔玉を置くと乾燥防止になります。
定期的なメンテナンスが必要です
水苔の苔玉も、一般的な苔玉同様、1~2年に一回は植え替えの作業が必要です。
水苔は、もともと苔を乾燥し、枯死させたもの。
年月とともに微生物によって分解されていきます。
苔玉サイズがだんだん小さくなってきたら、植物のお手入れも兼ねて植え替えしましょう。
植え替え方法は、こちらの記事で紹介しています。
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苔玉については、こちらの記事もご参考に!
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